RSI

RSIは相対力指数とも呼ばれており、売り買いの強弱から相場の過熱感やいきすぎ(買われすぎ・売られすぎ)を判断するポピュラーな指標。一定期間の相場の「値上がり幅」と「値下がり幅」を基に算出されます。レンジ相場での逆張り指標として向いています。

売られ過ぎ買われ過ぎを判断するRSI

RSI(Relative Strength lndex)は代表的なオシレーター系チャートの1つで、一般によく使われています。
RSIは「相対力指数」とも言います。簡単に言えば、ある一定期間の実勢レートの変動幅に対する上昇幅の割合から、相場の過熱感を見るものです。外国為替相場に限らずどんな相場でも、売られ過ぎや買われ過ぎる、いわゆるオーバーシュートすることがよくあります。相場では買われ過ぎた時は天井になり、売られ過ぎた時は底になることが多いものです。このRSIは天井や底からのトレンド転換時期を確認するのに適しており、そのためオーバーシュートの反動を利用した逆張りに用います。

RSIの計算式

まず、終値が前日の終値に比べて上昇しているのか、下落しているのかで区別し、それぞれ過去N日間の上昇幅の合計をA、同じく過去N日間の下落幅の合計をBとします。

RSI(%)=(A÷(A十B))×100

例えば過去14日間の上昇幅の合計(A)が150銭、下落幅の合計(B)が100銭とすると14日RSIは、(150÷(150+100))×100ニ60%となります。この式からもわかるように、RSIはその期間内での値上がり幅の割合を示すものです。
この計算日数であるN日(週足ならN週/時間足ならN時間)は、一般的に14が使われることが多いですが、その他には9も使われます。

RSIの特徴と基本的な見方

仮に計算期間の間一度も値下りせずに連続して上昇すれば、RSIは100%になります。反対に期間中連続して下落するか、値動きがなく実勢レートが全く動かなければ、RSIもゼロになります。
基本的な見方はRSIが70~80%超えれば買われ過ぎと見て亮りのサイン、30~20%を下回れば売られ過ぎと見て買いのサインとみなします。特に急角度で80%あるいは20%をつける時は、転換のポイントとなることが多く見られます。また、RSIのチャートは、計算期間が短くなればなるほど上下の振幅が大きくギザギザした線になります。反対に期間を長くとるほど日々の値動きが平準化されるため、なめらかな線になりますが、どちらにも一長一短があります。

RSIを使った売買の判断

実勢レートが穏やかに上昇トレンドを継続する時には、RSIはレンジ内で横這いが続くことがよく見られます。この時のレベルは買われ過ぎを示す70%付近であるとして、売りサインと勘違いしがちです。このような騙しを避けるにはローソク足やパターン分析、移動平均線など他の指標も併用して分析していくようにします。
RSIは、高値圏や安値圏から反転する時に逆行現象(ダイバージェンス)の出現がよく見られます。市場が天井や底と判断しポジションの手仕舞いをしようとするために起こると言われます。これはトレンドと値動きの勢いに変化が現れるサインとして注目されます。一方、実勢レートとともにRSIも下落基調が続き、売られ過ぎを示す30%を下回ったところで一気に大幅上昇した場合には逆転現象は現れません。
このように、売られ過ぎや買われ過ぎのレベルに入ったからといって、すぐに逆張りをすると騙されることが多く見られます。それよりも、トレンド形成時に起きるレンジから抜け出るタイミングを見計らって逆張りを仕掛ける方が、より確実です。その時には逆行現象といったサインも見逃さないようにすれば、騙しを極力回避できます。