平均足

平均足はトレンドの継続と転換が視覚的にわかりやすく、エントリーやエグジットのタイミングが取りやすいとして、最近人気が高くなっているチャートの1つです。

平均足とは

平均足はローソク足と見かけはほとんど変わりませんが、始値と終値の出し方に違いがあります。
ローソク足はその日の終値・始値・高値・安値が一目でわかり、それが単独に連なるものです。ローソク足は、相場によっては陽線と陰線が頻繁に入れ替わってトレンドの方向性がつかみにくかったり、上昇トレンド(下降トレンド)の途中でも陰線(陽線)が出るので騙しに遭うことも多くなります。
一方の平均足は、始値を1本前の始値と終値を足して2で割って計算するので、前日の終値との乖離が小さくなります。終値も当日の始値・高値・安値・終値を平均して計算するので、結果的に1本前のローソクと次のローソクとの連続性が強まることになります。
そのため、トレンドの途中の細かいブレが平準化されて、ローソク足に比べて陽線や陰線が連続して出やすくなります。その結果、トレンドの継続と転換が視覚的にわかりやすく、騙しを減らすことができます。

平均足の見方

平均足もローソク足と同様、陽線は上昇、陰線は下落を表します。基本的な見方としては、陽線が続けば上昇トレンドの継続、陰線が続けば下降トレンドの継続、陽線から陰線に変われば下降トレンドへの転換、陰線から陽線に変われば上昇トレンドへの転換、ときわめてシンプルなものです。
なお、平均足では当日の始値が前日の始値と終値の平均値ですから、必ず前日の実体のレンジ内で始まるため、窓が空くことはありません。

実体とヒゲの長さでトレンドの強弱を見る

ローソク足の実体とヒゲの長さはトレンドの強さを表し、長いほどトレンドの勢いが強いことを示します。上昇トレンドに入った時には、上ヒゲは伸びると同時に下ヒゲが短くなります。上ヒゲが更に長くなり下ヒゲが短くなるほど、上昇の勢いが強いことを表します。
反対に下降トレンドに入った時には、下ヒゲが伸びてきて上ヒゲが短くなるほど、下降の勢いが強いことを表します。また、ヒゲが実体部分の上下に出ている時は、もみ合いが続いていることを表します。

平均足で売買タイミングを見る

下降トレンドの後に陽線が2~3日連続して現れ、上ヒゲが伸びてきた時には上昇トレンドの始まるサインで、エントリーのタイミングとなります。その実体部分が同時に長くなり上ヒゲも前日より長くなった時には、更に上昇の信頼性が高まります。
また、上昇トレンドの後に実体部分が短くなると同時に下ヒゲが伸び始め、陰線が出た時には上昇トレンドから下降トレンドへの転換が始まるサインで、エグジットのタイミングとなります。
同様に、上昇トレンドの後に陰線が2~3日連続して現れ、下ヒゲが伸びてきた時には下降トレンドが始まるサインで、売りエントリーのタイミングとなります。実体部分が同時に長くなり下ヒゲも前日より長くなった時には、更に下降の信頼性が高まります。こちらも、実体部分が短くなり、同時に上ヒゲが伸び始め陽線が出た時には、下降トレンドから上昇トレンドへの転換が始まるサインで、エグジットのタイミングとなります。
このように、平均足では連続性の特徴に加え、実体の長さやヒゲの長さを見ることで、相場の転換点をいち早く見極めることがポイントになります。