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アメリカ|重要度:A
発表日時(日本時間):毎月第1金曜日22時30分(夏時間21時30分)

Employment Situation

米国雇用統計は、米国経済指標の中で市場の注目度が最も高い米経済指標。米労働統計局(BLS)が発表している毎月の経済指標(一般的に、毎月第1金曜日)で、事業調査(CES:Current Employment Statistics)と家計調査(CPS:Current Population Survey)で構成される労働統計。
事業調査では、毎月14.3万社の企業及び政府関連機関に対して調査を行っている。
市場で注目されている非農業部門雇用者数は農業部門以外でフルタイム・パートタイムの労働につき、BLSが定める雇用統計調査期間内に労働の対価(賃金)が支払われた人数を指している。ただ、個人事業主、家族従事者、ボランティア、軍人などいくつかの項目は除外されている。
米国雇用統計では製造業就業者数、小売業就業者数など10数項目が発表されるが、市場が特に注目するのは失業率と非農業部門雇用者数。ただ、FRBの金融政策においては消費につながる賃金上昇、労働参加率も勘案しているため、ヘッドラインが良くても、後者の数値の伸びが低ければ雇用状態が良いとみなせない場合がある。

非農業部門雇用者数

農業部門を除いた就業者数。主に経営者や自営業者を含まない製造業で働く雇用者数の増減を示す。雇用者とは給料が支払われている者を指す。雇用情勢は個人所得や個人消費に大きく影響を及ぼすため、金融・経済政策を左右するほどの重要指標と位置づけられている。
市場の事前予想と結果が大きく乖離することがあり、為替市場では波乱材料として、発表の前後に為替が大きく動くことが多く見られる。就業者が増加すれば景気が底堅いと判断され、それによりインフレ懸念が高まると、FOMCの利上げ観測からドルにも影響を及ぼす重要な指標と言える。

失業率

非農業部門雇用者数が給料をベースに集計されているのに対し、失業率は現在求職中かどうかで調査したもので、家計調査によって出されたもの。計算方法は失業者を労働力人口で割り、パーセントで表示する。したがって、失業率は景気の動向がそのまま反映されやすく、特に金融政策に重要な影響を与える。ただ、失業率は景気の動きに遅行するため、もし失業率と非農業部門雇用者数の数値が相反する予想結果となった場合には、市場は非農業部門雇用者数の方を重要視する傾向がある。

アメリカ雇用統計