FXの注文方法

FXには株のネット取引と比べて多彩な注文方法があります。これらを上手に使いこなせば思わぬ損失を被ることもなくなり、チャンスをものにできます。

様々な注文方法

ストリーミング注文/成行注文

ストリーミング注文と成行注文は、どちらも価格を指定せずにその時点に提示された市場レートですぐに売買したい時に使う注文方法です。ストリーミング注文は画面に提示された時点の売買レート(BidとAsk)で約定させますが(市場動向によっては実行できない場合もあります)、成行注文は提示されている売買レートは参考レートになるため、瞬間的に為替レートが大きく動いた時など、約定レートが提示レートと若干ずれる場合もあります。いわゆるスリッページです。この2つの注文方法はFX業者によって呼び方などが異なる場合があります。

指値注文と逆指値注文

あらかじめ約定レートを指定して出す注文には、利食い注文(プロフィット・テイク)と損切り注文(ロスカット)の2つが代表的です。利食いの注文を指値注文(リミット注文)と言い、損切りの注文を逆指値注文(ストップ注文)と言います。指値注文は自分にとって現在の為替レートより上がれば売り、下がれば買いというように、有利な価格を指定します。例えば現在ドル円が105円50銭の時に、104円50銭で買いたい、あるいは106円50銭で売りたい、という時に出します。
逆指値注文は指値とは反対に下がったら売り、上がったら買い、というように一見すれば不利な方向にレートを指定する注文方法です。例えばドル円で105円50銭の時に、106円50銭まで上がったら買いたい、あるいは104円50銭まで下がったら売りたいという場合に出します。
本来、逆指値注文は自分の思惑と反対に為替が動いた時など、一定の価格でロスカットをして損失を限定するための注文方法ですが、ポジションメークの時にも使います。例えばチャートポイントを抜けたところで逆指値注文を置いておけば、新規のポジションを建てることもできます。

リスク管理にも使える注文方法

IFD(イフ・ダン)注文

イフダンとは、新規注文と決済注文の2つをセットで出して、「もし1つ目の注文が成立したら2つ目の注文を執行しなさい」という注文方法です。例えばドル円が104円50銭の時に、新規で103円の買い指値、106円で利食いの売り指値というように出します。思惑と反対に動いた時のために、決済注文を逆指値注文で出して損切りに備えることもできます。

OCO(オー・シー・オー)注文

OCOとはOne cancel the otherの略で、一方の注文が約定すれば自動的にもう一方の注文がキャンセルされるという注文方法です。これは既にポジションを持っている時に、決済注文に指値注文と逆指値注文を同時に出すことで、利食いと損切りの両方に備えることができます。例えば104円で買ったドル円の買いポジションがある場合、106円で利食いの売り指値、103円50銭で損切りの売り逆指値というように出します。どちらかが先に約定すれば、もう一方はキャンセルされます。OCO注文は決済だけでなく、新規に買い売りどちらかのポジションを建てる時にも利用できます。

IFDO(アイ・エフ・ディー・オー)注文

これはIFD注文とOCO注文を複合させた注文方法で、IFO注文とも言います。IFD注文では新規の注文が約定したら、決済注文は指値か逆指値のどちらか一方しか出せませんが、IFDO注文はその両方を同時に出すことができます。例えばドル円が105円の時、104円で新規の買い指値、106円で利食いの売り指値、103円50銭で損切りの売り逆指値というように出します。新規注文が約定した後決済注文のどちらか一方が約定すれば、残りの注文が自動的にキャンセルされるという実に便利な注文方法です。