補助金と助成金の違い
補助金と助成金では管轄している省庁が違います。補助金は経済産業省の管轄に置かれ、民間企業の経営や公益性のある事業支援をするために交付されます。それに対し助成金は……
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補助金は、民間企業の行う事業計画にかかる費用を政府や自治体が一部負担する事で、国や自治体の政策目標に合わせ、さまざまな分野で募集されており、事業者の取り組みをサポートするために資金の一部を給付するというものです。しかし、必ずしもすべての経費がもらえる訳ではありません。事前に補助対象となる経費・補助の割合・上限額などを確認しましょう。また、政府が目指している目的と事業者の目標が一致している場合、助成金や給付金より多額の支援が受けられますので事業者は是非有効に活用したいところです。
補助金は融資などとは異なり、基本的に返済する必要はありませんが、補助金には交付を受けるために事業内容が相応しいか、事業計画が適切であるか等の審査を受ける必要があるので、「申請したら必ずもらえる」というものではありません。補助の有無や金額は「事前の審査」と「事後の検査」によって決まります。また、原則、補助金は後払い(精算払い)なので、事業の実施後に必要書類を提出して検査を受けた後、受け取ることができます。
補助金の財源は税金で賄われており、不正に使われたり公益性の無い事業に補填されたりしないよう、補助金の交付や使途については「補助金適正化法」という法律で定められ、違反した場合には厳しい罰則が設けられています。
補助金の制度には似たような条件ありますが、これらの制度はそれぞれ固有の補助対象を定めています。
これらの目的のための取り組みがコロナへの対応にもなる場合、それぞれの特別枠として、より手厚い補助を行ってくれますので、力を入れたいと思っているテーマに最も関連する補助金に応募してください。なお、同一・類似の取り組みに、これらの制度を併用することはできません。